シート文字(カッティング・シート文字)とは
カッティングシートは中川ケミカルの商標です。一般にマーキング、マーキングフィルムとも言います。一番多いのはやはり「カッティングシート」と言う呼び方でしょうね。当店はシート文字としています。
薄い塩ビシートをカッティングプロッターで文字の形(図形もあり)にカットしたものが当店で言うシート文字です。
カッティングプロッターでカットします
プロッターとはキャドの様な機械でペンの代わりにカッターがついているものです。Adobe Illustratorというソフトで作成したベクターデーターを使用します。コンピューターのデーターには大きく2種類あって、1つは画像などのビットマップデーター(ビットで形成されたデーター)です。もう1つは簡単に言うと計算式でパスを形成したものでビットマップと比べてジャギー(ギザギザ)がありません。
Adobe Illustratorのファイルは、”ファイル名.ai”のように拡張子が”.ai”になっているものです。一般にAIデーターと呼ぶことが多いです。データー入稿する場合は、AIデーターをお送りください。
貼れる所(面)
シート文字を貼る場所は、以下のような所です。
- ドアガラス
- 自動車のガラス
- 自動車のボディー
- アルミ複合板
貼れない所(面)
貼れない所もあります。
- 木材
- 道管穴(どうかんこう) からのアウトガスが出るので貼った後気泡が出てしまいます。
- 完全な塗装をしている場合は貼れる可能性もあります。
- 凹凸のある面
- ツヤ消し塗装の面
- シリコン塗装面
シート色の選び方
透明のガラスに貼る場合は背景の色によってシート文字の色を選びます。だいたい、昼間は店内が暗いく見えるので白のシート文字が目立つのでお勧めです。ガラスの内側にすりガラス調シートを貼って濃い色のシート文字でも見えやすくする方法もあります。
シート文字の仕様
離型紙+カットした文字+透明アプリケーションシートです。色は色見本からお選びください。貼り方マニュアルも商品に添付して発送します。
シート文字の現状
昔は手書きで書いていましたが、カッティングプロッターが開発されて手書きの仕事はほとんどなくなりました。
コンピューターでデーターが作成できその通りにカットできるので大変便利になりました。しかし、インクジェット出力シートが一般的になり現在の看板はインクジェット出力シート貼りで製作することがほとんどです。
しかし、耐候性の面でシート文字はインクジェット出力シートよりも良いので耐候性を重視する場合はシート文字を採用する場合もあります。
ただ、カストリ(不要な部分のシートを取り除く)に手間がかかるためその分費用が高くなります。
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