小さいカルプ文字の小口塗装

小さい文字の塗装

小さい文字の加工の難しさについてはオーダーメイドの宿命でお話しましたが、それの小口塗装は更に厳しい戦いになります。

小さい文字の塗装当店ではカルプ文字の表面はシート貼り小口は素材の白のままか塗装による着色を行っています。

これは、完全な手仕事で結構手間がかかります。表面に塗料が付着しては行けないし、塗り残しも許されません。

 

筆塗りしている理由

最終的に筆塗りするのが効率よくキレイだからです。以下の方法もありますが採用していません。

スプレー塗装

なぜスプレー塗装しないかというと、もっと大変だからです。例えば、厚みが30mmのカルプ文字の抜きの部分が狭い場合、厚みの下の方まで塗料が入ってくれません。そもそもスプレー塗装に対応するためにはエアーガンが必要ですし、換気設備もいります。

ディッピング塗装

ディッピング塗装とはジャブ漬け塗装です。塗料のプールにカルプ文字ごと漬けて全体的に塗装します。この方法を採用しないのは、塗料を大量に使用しかつ残ってしまうからです。無駄が多い。

万一のためにタッチアップ塗料を添付

もちろん完璧に塗装する様にしていますが、宅急便の道中で何があるかわからないし、取り付け時にちょっと剥がれたとか、万一のために同色のタッチアップ塗料を容器に入れて添付しています。

商品がお客様に届いて終わりではなく、その先、お客様が取り付けるときのことまで考えて商品提供するのがプロです。